さぎょうにっき

弦楽器の木工や金属加工

鉋作り

指板用にスタンレーと豆鉋の間の大きさの鉋があるといいかな?と前から思っていたので、最近時間のあるときに作業を進めています。

 

鉄パイプを切断して鉄板を嵌るように加工

鉄板を刃口で切断して刃の後ろの傾きを加工

ロウ付けして平面出し

砥石をボール盤に付けて内側の掃除

 

鉋自体はもう少しで完成。

2枚目の写真の後にロウ付けを失敗したので、新しい材で初めから一度やり直しています。使ったことのないタイプの銀ロウを用いたところ見事に失敗したので、日本からコモキンの板状のロウを3種類取り寄せました。使い慣れているからか、やはりコモキンが一番です。底の平面を出すため、いつも砥石の修正に使っているダイヤモンド砥石の400番を使用したところ全然削れないので、同じシリーズの140番のものを購入しました。道具を作るための道具に費やすお金で元々欲しかった道具が買えそうなものですが、こういうタイプの小さめのカンナはどこも作ってないし売っていないので自分で作ります。ただ、市販の道具を使って素晴らしい作業をする人もいるので、自分の道具の使い方の問題だろうという気もします。