さぎょうにっき

弦楽器の木工や金属加工

04.11.2019

1ヶ月に一回も更新してないのに、「さぎょうにっき」というのもなんだかおこがましいですね。一週間程風邪っぽくて、ちょっとしんどいです。若干喘息も出ているような気もします。ぜーぜーいう程ではありませんが、胸と背中が辛いです。週末は家でずっとのど飴なめてました。

 

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最近の仕事です。このペグ穴だけ大きいので、穴を小さくしました。

ペグを入れてみると向きがてんでバラバラ。個人的には埋めて直したいですが、依頼にないので残念ですがスルー。

ラベルはイタリアのモダンのメーカーですが、コーナーブロックなし、バスバー削り出し、表板の内側は荒削り。ザクセン辺りなのかなあと思ってます。「紙は忍耐強い」ですね。

あと表板の割れが木工ボンドらしきもので接着されていました。勘弁して欲しいです。

上ナットもよく分からない接着剤がべったり・・・。

ただ修理を始める前に弾いてみたら、悪くない音でした。

 

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こちらは貸出し用のチェロの修理。

簡易的な修理法ですが、ここ最近立て続けにやる機会がありました。割れているだけなら楽ですが、どこかにぶつけて割れて片側が中に入り込んでいると、しっかりと面一にできたか否かでリタッチの手間が大きく変わります。