さぎょうにっき

弦楽器の木工や金属加工

Tonholz

お久しぶりです。長いこと更新がありませんでしたが、生きてます。

ネタは鮮度が命といいますが、話のネタならいくら味は落ちてもお腹をこわすことは無いでしょうから、今日はひとつ少し前のお話を。まあ腐る前が一番おいしいとも言いますし。


この前日本の友人に頼まれて、木材屋さんに買出しに行ってきました。
一度に何台分も木材を買う機会はなかなか無いので、いい経験でした。
この木材屋さんはミッテンヴァルトの中心地から幾分離れた場所にあり、途中にきれいな川が流れていたのですが、流れの緩やかなところは表面が少し凍っていました。また、道路を挟んだ向こう側で草を食んでいた羊が、顔を上げてこちらを見たりしていました。

そんな話は木材と関係が無いのですが。

重さ、木取り、年輪や杢の具合などいろいろなものがあり、なかなか選ぶのもおもしろいです(選び始めてからしばらくは)。

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今学校ではバスバーの接着が三台分終わったところです。(最初の2本はマイスターの手が多めに入っていますが。)四台目の楽器は今日F孔を線の間近まで切って膠で目止めしました。ここまでは1本目よりも速く出来た様に思いますが、技術的には全然まだまだだなあと思います。きれいな流れの曲線を作るには、まだまだ本数をこなさないとなと思います。ただ、東京で作った、いま自分で弾いている楽器のF孔を見ると、多少はましにになったかなと、思い・・・たいです、はい。あれ、そうでもないかも・・・。

とまあ、そんな感じの今日この頃です。