さぎょうにっき

弦楽器の木工や金属加工

霜月

時が経つのがあまりにも早いです。ああ怖ろしい。

現在学校ではニス塗りをしています。亜麻仁油の下地のものとゼラチンの下地のものにアルコールニスを塗っています。・・・更新していないうちにニス塗りも終わりに近づいてきましたが。自分の塗った楽器と他の子の塗った楽器を比べると、筆にもう少しニスを多めに含ませたまま塗ったほうがよかったかなと感じます。ニスにも人によって色々な意見があると思いますが、学校ではアルコールニスを使います。ただ先生曰く、Im Prinzip kann man alles machen(原則としては何をやってもよい)ということで、全く持ってその通りだと思うのですが、先生は一日に一回は少なくともこれをおっしゃるので、クラスの子たちもことあるごとに、Im Prinzip(略)というのがちょっとした流行になっています。この同じクラス(というかゼメスター)のみんなですが、ニス塗りしているときによく口笛を吹いたり歌ったりして、それがまたドイツでは口笛の授業があるのだろうかと思われるほど上手で、文化の違いを感じます(作業自体はみんなきちんとしています)。もしかしたら僕の口笛が下手なだけなのかもしれませんが・・・。

自宅の作業ですが、全然進んでいません。自分でもこれではいけないなと痛感しています。だったらちゃんとやれという話なのですが・・・。このブログを始めたのも、怠惰な自分を律するために誰かに見てもらっているという意識を持つためだったのですが、いままで培ってきた習慣というものは怖ろしいものです。

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アーチというものがいまだ良く分かりません。もっとC字あたりの肉付きを減らしたほうが良いような気がしますが、明日マイスターに見てもらって意見を頂こうと思います。もっと良い楽器を見て数をこなしていかねば・・・!